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お弁当の保冷 プチゼリーは保冷剤代わりにならない!

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食中毒怖いですよね?特に夏のお弁当はとても心配です。

私は18年間、食品会社で働いていました。

その食品の品質管理に携わっていた経験をもとに

食中毒対策をまとめてみました!!

うっかりとやってしまっていることがないか、チェックしてみてください。

食中毒の原因は?

食中毒の原因は様々です。傷んでしまった食べ物を食べてなることもありますし、

「毒キノコ」「ふぐ毒」等、食べることに適さないものを食べて体調を悪くすることも原因の一つです。

ただ、私たちが普通に生活をしていて気を付けなくてはいけないのは、細菌やウイルスが付着した食べ物を食べて起こす食中毒です。

O-157やノロウイルスなどが有名ですね。

それ以外にもカンピロバクター、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオ菌などなど沢山の菌やウイルスが原因で食中毒は起こります。

食中毒になると、下痢や腹痛、発熱、吐き気など辛い症状が出ます。場合によっては命にかかわることもある怖い病気です。

細菌が原因の食中毒の場合、気温が高く、細菌が育ちやすい6月から9月ごろにかかる人が多くなります。

ウイルスが原因の場合は冬に流行することが多い傾向にあります。

食中毒を引き起こす細菌の多くは、土や水、私たちヒトや動物の皮膚や腸の中に生息していて、どこにでもいる菌で特別にそこにあるわけではありません。

だからこそ、日常でお弁当を作るとき、食事を作るときに気を付けないと細菌が増えてしまい、食中毒になってしまう危険が増えてしまうのです。

 

お弁当の食中毒対策 保冷剤の使い方

食中毒菌が増える温度帯をご存知ですか?

多くの細菌は10度以下で増殖が遅くなります。マイナス15度以下で増殖が止まりますが、止まるだけで死滅したわけではありません。室温に戻すとまた増え始めます。

35度くらいが一番活発に増えやすく、30度から40度の温度帯が最も危険な温度帯です。

食品工場では、この時間をいかに短く通過させるかということに気を配っていて、そのために冷却装置などにお金をかけているくらいです。

菌の増殖の速さはそれぞれ違うのですが、2~3時間、高めの室温に放置しただけで食中毒を発生する程に菌が増えてしまうのです。

 

そこで便利アイテムの「保冷剤」の登場です。

でもちょっと待ってください!!

菌は30度から40度が一番増える温度帯なのです。

お弁当を詰めた時の温度と保冷剤のバランスで保冷バックの中が微妙な温度帯になってしまうことがあるのです。

詰めたお弁当の粗熱をしっかりと放熱してから、保冷バックに入れて保冷剤を入れてください。

冷却用のバットにおかずをうつして、冷蔵庫で冷やすのも一つの方法です。

バットは100均などで売っているもので十分に効果があります。

もしも時間がなくて粗熱が取れていない時は保冷剤の量を多くするなど、保冷バックの温度が下がる工夫をすることが大切です!!

お弁当の食中毒対策にプチゼリーは保冷剤の代わりになるのか?

「お弁当にプチゼリーを凍らせたものを入れて保冷剤がわりにしています。」

というお話をよく聞きます。でも、入れ方によっては逆効果なことがあるんです。

サラダやフルーツを別容器に詰めていて、

そこに冷凍プチゼリーを入れるというのはとても効果的です♪良い使い方だと思います。

 

でも、加熱直後のおかずが早く冷えるようにとプチゼリーをそのそばに入れるのはかなり危険です。すぐにやめてください。

 

なぜかというと、熱いおかずの一部に冷凍プチゼリーが接することで食中毒菌が増えやすい温度帯の場所ができるからです。

冷凍プチゼリーが冷やせる範囲は限られます。熱伝導がいいということもないでしょう。

とすると中途半端に冷やされる範囲と熱いところの境目付近の温度がキケン地帯になる可能性があるんです。

それともう一つ、熱いものと冷たいものが接すると「水滴」ができます。

この「水滴」は、食中毒菌が増殖する可能性を増やしてしまうのです。

プチゼリーを入れるなら、サラダやフルーツなど もともと冷やしてあるものと一緒にしてください。

 

お弁当の食中毒対策 お弁当箱

私はお弁当の容器を洗うのは好きではありません。

プラスチックの容器を使っているからなのですが、2度洗い、3度洗いしてもなかなか油分が落ちないのです。

なのでいつも洗った後、乾かしてから食品用のアルコールを噴霧します。

乾かしてからがポイントです。アルコールと水分が混じると効果が薄れてしまうからです。

(これをするのと しないとでは 洗う前のお弁当箱のにおいが全然違います!これは感覚の問題なので私だけかもしれませんが。。。)

 

ちなみに宅配のお弁当業者さんの工場を見学したことがあるのですが、容器洗浄は、業務用の食洗器(ベルトコンベアー式)で洗剤と熱湯で洗って殺菌し、そのあと高温で乾燥させてから消毒をしていました。いくつか適当な容器を抜き取って、ふき取り検査をして効果の確認をしていました。

 

ご家庭に食洗器があれば、それで洗浄したのち、乾燥させてアルコールを使うと かなり近い手順になりますね。

もしもアルコールがない場合は、お酢で拭くことをお勧めします。これも効果的です。

 

詰めるおかずの温度、気にしたことありますか?

さきほど、「水滴」は、食中毒菌が増殖する 可能性を増やすと書きました。

水分が菌を生み増殖させてしまうのです。

おかずなどを熱いうちにお弁当箱に詰めると蓋に水分つくことがありますよね?

その水分がキケンなのです。きちんと冷ましてから詰めた方が断然に安全です。

ごはんをお弁当箱に詰めたら、すぐに冷蔵庫に入れて冷ましたり、

うちわで扇いで冷ますというのもオススメです。

また、お弁当箱に詰めるとき、隣同士になる食材の温度にも気を付けてください。

いくら冷ましたとはいえ、直前に加熱したおかずと、

冷やしてあったサラダなどが隣同士になると傷みの原因になります。

温度が違いすぎるときは別容器にして、少しでもキケンを回避しましょう!!

 

※ただし、ご飯は10度を下回ると固化し始めて美味しくなくなりますので冷やしすぎには気を付けて下さい。

 

プチトマトやブロッコリーなどの水分を残すと危険です!!

水分がキケンなのは、野菜でも一緒です!

プチトマトはヘタをとってから水道水で洗い、キッチンペーパーなどで水分をきちんとふき取ってからお弁当に入れてください。

ブロッコリーも同様です。

冷凍ブロッコリーをそのまま保冷剤代わりにと自然解凍で入れている場合もあると思いますが、冷凍ブロッコリーは氷膜がついてて、解凍するとそれが水になります。

軽くレンチンしてキッチンペーパーで水分をきちんと取ってからお弁当に入れてください。

わたしは、夏の時期は油でサッと揚げてしまいます。

余計な水分も飛び、熱で殺菌されるので傷む心配が減ります。

 

食材はよく火をとおすこと、基本ですがとても大事です!

お弁当に生ものは避けてください。

暑い時期はレタスなどの葉物も避け、加熱している野菜や仕切りカップなどで色味を足すようにしましょう。

卵焼きなども半熟だと傷みやすくなります。しっかりと加熱してください。

炒め物をする場合も、野菜などの水分がしっかりと飛ぶようにしてください。

余計な水分や加熱不足は菌を増やす要因になりますので注意が必要です。

当たり前のことですけど、とても大事です!!

 

食中毒を予防する大事なポイントは3つです

食品工場ではお経のように唱えられれていたポイントです。

菌をつけない!菌を増やさない!菌を殺す!

きちんと手を洗ってから調理すること、

食材は冷蔵保存すること、

肉、魚、卵などは、中まできちんと火を通して冷ましてからお弁当に詰めること、

前日の夕飯のおかずを使う時は再加熱すること

大切な基本です。

楽しくお弁当を作るために、美味しく食べるために、

便利グッズも使いつつ、基本を大切にしてください!

そして無理をしすぎないようにしてくださいね✩

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